夏休みはピアニカも大掃除を!(前編)
こんにちは、音楽の楽しさを伝え、
音楽の力で様々な困りごとを解決したり、
あなたの可能性を引き出す、
スマイルビート代表、
音楽ファシリテーターのカズです。
先週のブログで、子供達が学校で使っている楽器の定番である、
リコーダーのお手入れ、お掃除方法についてお話ししました。
今回は幼稚園、保育園、小学校低学年の定番楽器である、
ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)の
お手入れ、お掃除方法についてお知らせします。
リコーダーに負けず劣らず、ピアニカも大変汚れています。
しかも兄弟で使った楽器は汚れも二倍三倍!
ぜひ、夏休みに、お子様が楽器を持ち帰った際に、
キレイにしてあげましょう!!
口を付ける楽器です。いつも衛生的にいい音で使いたいですよね。
まず、お手入れ方法の前に、まずピアニカ基礎知識。
「ピアニカ」はヤマハの商品名です。
たぶん、一番シェアが大きい楽器なので、
名前が定着しちゃったんでしょうね。
正式な楽器の名前は「鍵盤ハーモニカ」といいます。
ちなみに国内での商品名は以下の通りです。
ヤマハ「ピアニカ」
スズキ「メロディオン」
ゼンオン「ピアニー」
キョーリツ「メロディピアノ」
ホーナー「メロディカ」
覚えておくと、何かの話のタネになると思いますよ(^^)
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では、お手入れ方法のお話、始まりです!!
リコーダーはABS樹脂でできているので丸洗いOKでしたが、
ピアニカは丸洗いNGです。
リコーダーと違いメカニズムはとても複雑です。
キレイな状態なら、
本体の中まで無理に洗う必要はありません。
でも、何だか臭う…汚い…
お子様のピアニカがそんな状態の時は、
各パーツごとに丁寧にキレイにしていきましょう。
★その1 まずは外側★
外側は基本的にプラスチック、
または塗装された金属になっているため、
水拭きをすることが可能です。
汚れがひどい場合には 少量の中性洗剤を含ませた布で拭き、
水拭きで仕上げたり、
アルコール(消毒用エタノール)を含ませた布で拭けばOK!
鍵盤上の手あかもキレイに落ちます。
シールやマジックで鍵盤に書き込みをしてあるものは、
シールはがしを使う手がありますが、
鍵盤のプラスチックを痛める可能性もあるので、
ハンドクリームをコットンや指に付けて、
シール跡やマジック跡をコロコロとなぞる様に擦ると
時間はかかりますが、
意外にキレイに落ちるのでお試し下さい。
樹脂でできているケースは丸洗い可能です。
丸洗いした場合は、よく乾かして下さい。
そして、最後にケースの中に、
ホースやマウスピースをキレイにするためのハンカチを
入れっぱなしにしていませんか?
そのハンカチ、臭っているはずです。
洗濯や交換をぜひお願いします!
★その2 ホース&マウスピース…口を付ける部分はやっぱり汚い★
マウスピースは水で丸洗い可能です。
マウスピースに唇の粘膜がついて白くなっている場合も、
石けんや中性洗剤で洗えばOKです。
そして、一番汚いと思われるホースは、
水道やシャワーの水圧で洗っちゃいましょう!!
ホースの蛇腹に黒いものが溜っていたら…それはカビです!
絶対キレイにしてあげて下さい。
このとき吹き口とホースを分離させて念入りに洗うとさらにベスト!
吹き口とホースは引っ張れば抜けますが、
繰り返すと接続部分が緩くなって、
空気が漏れてしまうので、頻繁にはやらないで下さい。
さらに塩素系漂白剤につけて殺菌するのも効果的です。
さて、洗ったり、殺菌したら、一番大事なのは
ホースの中の水分を取ることです。
お風呂場か家の外に出て、
ホースをぐるぐる回して遠心力で内部の水を飛ばしましょう!
(回りや人に当たらないように気をつけて下さいね)
そして、風通しの良いところに吊るして干せば完璧です。
ちなみにホースがボロボロになっていることも多いですね。
洗ってももうダメ…なくらい、汚れている、
ホースの一部分が切れていたり穴があいていたら、
ホースは買い替えましょう!
楽器屋さんで、楽器のメーカーを伝えればOKです。
さあ、ここまでやれば合格です!
でも、まだ汚い気がする…徹底的にやりたい…
そんな方に禁断のお掃除方法をお見せします。
長くなってしまったので、2回に分けますね。
では、後編、禁断の分解編に続きます!!